~サイバー攻撃の拡大・多様化を背景に、売上、国内市場シェアにおいて順調な成長を継続~
ハイブリッドおよびマルチクラウド企業向けのAI主導型サイバー脅威検知・対応のパイオニアであるVectra AI(本社:カリフォルニア州サンノゼ、CEO:ヒテッシュ・セス)の日本法人、Vectra AI Japan(所在地:東京都千代田区 ジャパン・カントリー・リード:佐々木 元威)は、日本の独立系ITコンサルティング・調査会社、株式会社アイ・ティ・アールが2024年6月に発行した、市場調査レポート「ITR Market View:情報漏洩対策市場2024」のNDR市場で、国内NDR市場シェアが35.7%(2023年度予測)となりました。また、Vectra AI Japanが同調査の対象になった2020年以来、4年連続で売り上げ、シェアともに1位を達成しました。(数字はITRによる推定値)
ITRの同レポートにおける「NDR(Network Detection and Response)」の対象は、網羅的にネットワーク全体を可視化し、ネットワーク上のさまざまなログを収集・分析することで、不審なトラフィックを見つけ出し、既知、未知の脅威を検知するほか、ネットワーク状況をリアルタイムに把握し、リアルタイムでの対処を可能にする製品を提供する企業です。
ITRによると、「サイバー攻撃の侵入経路が多様化していることから、社内ネットワーク全体を監視して、既知、未知の脅威を素早く検知し、迅速な対応を可能にするソリューションとして需要が高まっており、NDRが新たなセキュリティ対策として注目を浴びている。このような動きから、2023年度の売上金額は前年度比24.4%増が予想される」とのことです。また「NDR市場を業種別に見ると、2021年度から2023年度にかけて、サービス業、金融業、製造業のシェアが高く、今後もこの傾向が続くと予想される」、「2022年度はトップシェアであるVectra AIが金融業、通信業、サービス業から大型案件を獲得したことから、これらの業種がシェアを伸ばした」と説明しています。
ITRの推定によると、VectraAIの2022年度の売上は前年度比30.8%増でした。XDR (eXtended Detection and Response)を訴求し、金融業、通信業、サービス業から大型案件を獲得しました。2023年度にはターゲット層ごとのプライベートセミナー開催により新規顧客開拓を進めているほか、パートナーとの共催イベントで認知度向上に取り組んだことで29.4%増が予想されています。
Vectra AI Japanのカントリー・リードの佐々木 元威は、「当社は、EDR(エンドポイント検知・対応)製品との連携を強化しており、他のセキュリティソリューションと連携することで、ブロック機能の強化などの機能拡充を進めています。これにより、企業のセキュリティニーズにも柔軟に対応することができます。『Vectra MDR(マネージド検知・対応)』はセキュリティ担当者を配置できない企業に当社がAIによるサイバー攻撃を監視・対応するサービスを提供するもので、日本での需要が高まっています。ネットワーク、IaaS、SaaS、EDRの監視を同一プラットフォームで行うことで迅速かつ効率的な AWSやMicrosoft 365の潜在脅威をAIベースで検知ができます。主要なEDR製品を導入している企業は、API連携によりVectra MDRの利用が可能です。このソリューションは企業のシステムに負荷をかけずにセキュリティ機能を強化できる点が強みとなっています。多様化・巧妙化するサイバー攻撃には、当社のセキュリティ特化型のAIならびにAIプラットフォームが有効です。日本では、金融系、製造系企業に導入されています」と述べています。
「ITRマーケットビュー:情報漏洩対策市場2024」について
企業向けソフトウェア分野を中心に、ITRの担当アナリストがベンダー企業を直接訪問して収集した情報と、ITRが継続的に行っているテクノロジ・リサーチ、ベンダー選定、および技術評価で蓄積された情報とを総合的に評価した、既存の市場データとは一線を画した精度の高いレポートです。
対象分野:DLP(Data LossPrevention)、IRM(InformationRights Management)、メールアーカイブ、メールフィルタリング、メール誤送信防止、データベース監査・保護、統合ログ管理、SIEM(Security Management)、UEBA(User and EntEnt Behavior Analytics)、NDR(Network Detection and )、SOAR(Security Orchestration)。Information and EventManagement)、UEBA(User and Entity Behavior Analytics)、NDR(NetworkDetection andレスポンス)、SOAR(SecurityOrchestration)、Automation andレスポンス)、画面監視の全12分野を対象に、国内55ベンダーへの調査に基づいた2021~2022年度売上げ実績および2027年度までの売上げ予測を掲載しています。
調査期間:2023年12月~2024年3月
発行日:2024年6月11日
米国市場調査会社による評価
ITの戦略的にデジタルを活用する企業ならびにビジネス拡大のためにIT導入に取り組んでいる企業に技術的、運用的、ビジネス的アドバイスを提供する調査会社のGigaOmが「GigaOmRadar for Network Detection and Response (NDR)」レポートを発行しました。当社はこのレポート内のGigaOmの「イノベーション/プラットフォーム・プレイ・クアドラント」でリーダーと評価されました。GigaOmは、「Vectra NDRは、オンプレミスおよびクラウドネットワーク用のVectra NDR、Azure AD用のVectra IDR、M365およびAWS用のVectra CDR、シグネチャベースのIDSをサポートするVectra Match、マネージド検知・対応サービス用のVectra MDRを含むモジュラーコンポーネントを備えた単一プラットフォームです。このプラットフォームは、クラウド、SaaS、ID、ネットワークの攻撃サーフェス全体にわたって攻撃をカバーし、サイバーキルチェーン全体とハイブリッドマルチクラウドの攻撃ベクトル全体にわたって攻撃のTTPを監視します。Vectra NDRのAttack Signal IntelligenceおよびAlよる検知、トリアージ、優先順位付け機能は、ノイズを最小限に抑え、実際の攻撃者の行動に関するシグナルを明確にします。さらに、Vectra NDRの責任共有モデルは、Vectra AIのアナリストが顧客のアナリストと協力して、ハイブリッド攻撃やマルチクラウド攻撃のハント、検出、優先順位付け、調査、対応を行うことを可能にします」とVectra AIの強みを説明しています。
Vectra AIについて
Vectra AIは、ハイブリッド攻撃の検知、調査、対応におけるリーダーです。Vectra AI Platformは、パブリッククラウド、SaaS、アイデンティティ、データセンターのネットワークにわたる統合シグナルを単一のプラットフォームで提供します。Vectra AIの特許取得済みのAttack Signal Intelligence™により、セキュリティチームは最先端のハイブリッド・サイバー攻撃を迅速に検知、優先順位付け、調査、対応することができます。AI主導の検知に関する35件の特許と、MITRED3FENDにおける最多のベンダーリファレンスにより、世界中の組織がハイブリッド攻撃者のスピードと規模に合わせて動くために、Vectra AIプラットフォームとMDRサービスを信頼しています。詳細については、https://ja.vectra.ai/をご参照ください。
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